アレンジレシピ
RECIPE

季節の養生レシピ | 五十嵐和恵先生 |

〈 ザクロで酢鶏風炒め物 〉

ザクロで酢鶏風炒め物(2~3人分)

☆鶏もも肉…200g
☆れんこん…100g
☆赤・黄・緑ピーマン…各1/2コ
☆新玉ネギ(もしくは玉ネギ)…1/2コ
☆春キャベツ(もしくはキャベツ)…適宜
☆ごま油…大さじ2

  1. 鶏もも肉は一口大に切り、下味をつけて片栗粉をまぶす(A)。下味にごま油を使うことで、鶏肉がしっとりと仕上がる。
  2. 玉ネギは横半分に切ってから一口大に。ピーマン、レンコンは一口大の乱切りに。キャベツは千切りにする。
  3. フライパンにごま油を入れ、①の鶏もも肉を炒める。表面に火が通ったらレンコンを加える。
  4. 鶏もも肉とレンコンにほぼ火が通ったら、玉ネギとピーマンも加え炒める。
  5. 全体に火が通ったら余分な油をふきとり、Bを混ぜながら加え、ひと煮立ちしてとろみがついたら完成。ここではごはん、春キャベツの千切りと共に盛り付けました。
ここがポイント!
ここではごはん、春キャベツの千切りと共に盛り付けました。
3月の養生 ~ デトックスの春 ~

デトックスの春

桜開花の知らせに心ときめく3月です。草木がすくすくと成長を始めるように、春はエネルギーが上へ。私たちも、花粉症・アレルギー性鼻炎・目のかゆみや充血・頭痛・めまい・眠気など、体の一番上である頭部に症状が現れやすくなります。

冬の間にためこんだ余分な脂肪や老廃物を出すため、肝臓は忙しく働き、肌は汗や皮脂を分泌しようと活発に。春はデトックスの季節です。余分なものをしっかり排出し、新年度を迎える前に心身をスッキリさせましょう。

 

デトックス食材

春の山菜(ふきのとう、せり、うど、たらの芽、菜の花、よもぎなど)が持つ苦味成分「植物性アルカロイド」には、デトックスを助ける働きがあります。冬眠から覚めたクマが最初に食べるものはふきのとうだそう。冬眠中に溜まった老廃物を出し、体を目覚めさせるのでしょう。私は実家に芽吹くふきのとうでふき味噌を作るのが毎年のお楽しみです。

山菜以外のデトックス食材を3つご紹介致します。①体内の有害物質を包み込んで排泄させる硫黄化合物を含む、長ネギ・玉ネギ・ニラ・ニンニクなど。②有害物質を無毒化するのを助ける、アブラナ科のキャベツ・芽キャベツ・小松菜・チンゲンサイ・大根、ブロッコリー・カリフラワー・わさびなど。セレンを含む魚介類・肉類・野菜など。③腸内環境を整え有害物質の体外への排出を促す、発酵食品・食物繊維を多く含む食品など。

まだまだ肌寒さが続く3月。デトックス食材をたっぷり摂っても、体が冷えていれば代謝が悪くなり、デトックスの効果は減少。体を芯から温めることを忘れずに意識しましょう。

今回のアレンジレシピはデトックス食材の新玉ネギ・春キャベツ・ニンニク、そしてアレルギー症状を抑える働きのあるレンコンを使いました。豚肉よりも鶏肉の方が体を温める働きが強いので、鶏肉を使用しました。もちろん!ザクロのしずくも体を温める働きが。ぜひお試し下さい。

 

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