季節の養生レシピ |
五十嵐和恵先生 |
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ザクロのしずく入りブラウニー 〉
ザクロのしずく入りブラウニー(15×15cmの角型)
〈材料〉
☆米粉…140g
☆純ココア…30g
☆砂糖…50g
☆ローストナッツ…40g
☆ベーキングパウダー(アルミフリー)…10g
☆無調整豆乳…180cc
☆植物油…60cc
☆ザクロのしずく…30cc
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オーブンは170℃に予熱する。型の内側にオーブン用の紙を敷いておく。ローストナッツは粗く刻んでおく。
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ボウルに無調整豆乳と植物油(ここでは菜種油を使用)を入れ、泡だて器でよく混ぜ、砂糖も加える。
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②に米粉、純ココア、ベーキングパウダーをふるいながら入れ、ゴムベラで手早く混ぜる。全体が混ざったら、ローストナッツを加える。
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③を型に流し入れ、その上からザクロのしずくを全体にまわし入れる。
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④を型ごと持ち上げトントンと落として空気を抜いたら、170℃のオーブンに入れて約35~40分焼く。爪楊枝や竹串をさしてみて何もつかなければ出来上がり。
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焼きあがったら、型から出して網に乗せ粗熱を取る。冷めたらラップなどで包み1~2時間おくとしっとりする。好みの大きさに切り分けたら完成。ここでは粉砂糖をかけました。
ここがポイント!
※乾燥させないように注意。翌日の方がしっとりして味に深みがでる。
オーブンの温度はお使いのものに合わせて調整してください。
2月の養生 ~カカオを味方につける~
カカオマス
街中がスイーツにあふれる2月。甘いものがお好きな方にとっては誘惑だらけ。そんな今月はカカオマスの健康効果についてお伝えします。
カカオ豆の胚乳を発酵、乾燥、焙煎して砕き、すりつぶしペースト状にして固形化したものがカカオマス。カカオ豆の外皮と胚芽は行程中にとり除かれます。カカオマスにカカオ豆の油脂であるココアバターやミルク、砂糖を加えて固形化したものがチョコレート。
カカオマスからココアバターの一部を取り除いてパウダー状にしたものがココアです。
近年、カカオマスに含まれるミネラル、食物繊維、カカオポリフェノールなどには、動脈硬化の抑制、血圧やコレステロールの低下、血糖値の急上昇の抑制、便秘の解消、酸化ストレスの減少、老化防止、美肌効果など、さまざまな健康効果があることが注目されています。
高カカオチョコレートと純ココア
カカオマスに含まれる栄養を効率よく摂取できるのが、カカオ粉末を70%以上含んだ高カカオチョコレート。
注意しなければならないのは、あくまでもチョコレートなのでカロリーや脂質が高いこと。
食べすぎると肥満や糖尿病など生活習慣病を悪化してしまう恐れもあります。
1日に食べる量の目安は20~25gと言われていますが、習慣化しないよう気をつけましょう。
おすすめは、高カカオチョコレートより低脂質な純(ピュア)ココア。
砂糖が含まれないので、きび砂糖、はちみつ、アガペシロップなどお好みの材料で甘さを調整して体にやさしいお菓子や飲み物を作ることができます。
心の癒しとなるスイーツ。我慢するのではなく、カカオを上手に味方につけましょう。
今回は純ココアを使い、ボウル1つで簡単に作れる小麦粉、卵、牛乳なしのブラウニーをご紹介いたします。
ブラウニーとは1890年代アメリカで生まれた濃厚なチョコレートケーキ。大きな型で焼いて四角く切り分けるのが特徴的。
ナッツやドライフルーツなどを入れたり、上に並べたり、アレンジも楽しいです。所々に甘酸っぱさが感じられるようザクロのしずくを加えると味に変化が生まれます。ぜひお試しください。