アレンジレシピ
RECIPE

季節の養生レシピ | 五十嵐和恵先生 |

〈 秋鮭のムニエル ~きのこザクロソース 〉

秋鮭のムニエル ~きのこザクロソース(2人分)

〈材料〉
☆鮭…2切れ
☆お好みのきのこ…適量
☆塩…適量
☆コショウ…適量
☆米粉(小麦粉)…大さじ2
☆オリーブオイル…大さじ2
☆バター…大さじ1
☆柑橘(ここではかぼす)…一切れ
[ソース]
★本みりん…大さじ2
★醤油…大さじ1
★料理酒…大さじ1
★ザクロのしずく…大さじ1

  1. 鮭は余分な水分を拭き取り、塩コショウをして全体に米粉(小麦粉)をまぶす。
  2. きのこは石づきを切り、食べやすい大きさに切る。
  3. ソースの材料(★)を混ぜる。
  4. フライパンにオリーブオイル大さじ1を入れ、鮭を皮目からしっかり焼く。両面焼けたら皿にとり出す。
  5. フライパンの余分な油を軽くペーパーで拭き、オリーブオイル大さじ1を加え、きのこを炒める。火が通ったら③のソースを入れる。
  6. ソースが煮詰まってきたらバターを溶かしたらできあがり。④の鮭にかけて完成です。
ここがポイント!
旬の柑橘をかけると香りがおいしさを引き立ててくれます。
11月の養生 ~ 寒さ対策 ~

冬☆2024117日~202522

11月7日は二十四節気の立冬。来年の立春は例年より一日早い2月3日なので、その前日、季節と季節を分ける節分までが、暦の上で冬となります。今月は本格的な冬に備え、寒さ対策についてお伝えします。

 

寒さから身を守る

「防寒」と聞いてなにが思い浮かびますか?暖房をつける、温かい服を着る、カイロを貼る、湯船にゆっくりつかる…など。これらはすべて体の外から温めること。防寒には体の中から温めることも必要です。

東洋医学では、食べものと飲みものの温度だけでなく、体を温める・体を冷やすという食材の持つ働きも大切にします。寒い時期は、温かい鍋物やスープなどを食べたり、体を温める働きのある食材を積極的に摂ったりして、体の中をぽかぽかにすることを心がけて。


体を温める働きのある食材

ザクロは体を温める働きのある食材。その他、かぼちゃ、玉ねぎ、にら、鶏、羊肉、エビ、鮭、アジ、イワシ、もち米、くるみ、栗、松の実、ねぎ、しょうが、にんにく、八角、山椒、シナモン、唐辛子、こしょう、黒酢、黒砂糖、紅茶、ジャスミンティーなども同様の働きがあります。ただし、唐辛子とこしょうは大量に摂取すると胃腸に負担をかけたり粘膜を傷つけたりするので、摂りすぎには気をつけましょう。

 

常温の飲み物に注意

内臓温度は皮膚温度より少し高く、37.0~38.0℃が理想と言われています。食べ物・飲み物の温度調整をするのは胃。冷たいものを摂ると、まず胃に負担が。内臓が冷えると各消化器官の消化酵素の働きも悪くなります。寒い時期「常温」は体温より温度が低くなるので、「常温」だから安心ではありません。

 

私は一年中ザクロのしずくをお湯割りで飲んでいます。ザクロのしずく:お湯=1:4くらいの濃い目がおいしく、おすすめです。

 

今月のアレンジレシピは、ザクロのしずくをソースに使った秋鮭のムニエル。体を温める働きがある鮭とザクロ。免疫力を高めると言われるきのこ類。寒い時季にぴったりのメニューです。お好みのきのこをたっぷり使ってお楽しみください。

 

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