季節の養生レシピ |
五十嵐和恵先生 |
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ザクロドレッシングのコブサラダ 〉
ザクロドレッシングのコブサラダ(2~3人分)
〈材料〉
ドレッシング
☆オリーブオイル…大さじ4
☆ザクロのしずく…大さじ3
☆レモン汁…大さじ2
☆粒マスタード…小さじ2
☆塩…小さじ1/2
☆コショウ…適量
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ドレッシングの材料をよく混ぜ合わせる。
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サラダチキン、ゆで卵、野菜などお好みの材料をさいの目切りにする。
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器に材料を一種類ずつ並べる。
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①のドレッシングを添えて出来上がり。
ここがポイント!
※今回は、豆類、アボカド、オリーブ、ゆで卵、トマト、サラダチキン、キュウリ、トウモロコシ、紫タマネギ、パプリカを使いました。
色を楽しみながら自律神経を整える
立秋
2024年8月7日は立秋。酷暑真っ只中ではありますが、暦の上では秋を迎えます。5月から真夏日がはじまった地域は、暑さもすでに2ケ月以上。本格的な秋に向け、夏の疲れをとることを意識してゆくタイミングです。
自律神経
私たちの体が24時間365日、呼吸・体温・血圧・心拍・消化・排尿・排便・代謝など自律的に働くようコントロールしてくれている自律神経。交感神経と副交感神経がバランスを取り合っています。
今は屋外の暑さと室内の涼しさに寒暖差があるので、自律神経は過剰に働かなければなりません。その他、脱水や熱帯夜による睡眠不足など、様々な要因から自律神経の乱れが蓄積。残暑のころは疲れがでやすくなります。意識して自律神経を整えることが大切です。
色を楽しむ
色は波長。光のあるところでのみ、私たちは色を認識することができます。色は脳を刺激し心と体に働きかけるので、健康とも密接なつながりが。例えば、赤は交感神経を刺激し食欲を増進させ、青は副交感神経を刺激し食欲を減退させる、と言われています。それぞれの色に特徴があるので、様々な色を楽しむことは自律神経を整え心と体のバランスを取ることにつながるのです。
また、食べ物の色素は栄養素。赤はリコピン、橙はβ―カロチン、緑はクロロフィル、紫はアントシアニンなど。カラフルな食事を意識すれば、自然とたくさんの栄養素を摂取できます。おいしさを感じるのはまず視覚から。日々の食事で色を楽しんでみませんか。
今月のアレンジレシピはザクロのしずくをドレッシングに使ったコブサラダです。コブサラダの名前は、アメリカのレストランオーナー、ロバート・H・コブ氏が考案したことが由来。具材をさいの目切りにし、材料ごとにまとめて盛るのが特徴です。
暑い時期はそうめんや冷麺など炭水化物中心の食生活になりがち。ただでさえ汗をかき体力を消耗するとき。サラダにもたんぱく質を入れて栄養のバランスを摂りましょう。彩りを意識して具材を選べば見栄えのするサラダ。おもてなしにもピッタリです。