季節の養生レシピ |
五十嵐和恵先生 |
〈
トルコ風☆冷製食べるザクロスープ 〉
トルコ風の冷製食べるザクロスープ(2人分)
〈材料〉
★トマト…約小1個
★キュウリ…約1/2本
★ピーマン…約10g
★玉ネギ…約1/4個
☆トウモロコシ…適量
☆くるみ…約10g
☆ニンニク…約1片
★イタリアンパセリ(なければパセリ)…適量
★ミント…適量
☆塩…適量
☆コショウ…適量
☆水…300ml
☆ザクロのしずく…100ml
☆レモン汁…大さじ2
☆オリーブオイル…適量
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くるみはすり鉢やフードプロセッサーなどで細かくする。ニンニクはみじん切り。その他の材料(★)も細かく刻む。
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ボールに①とトウモロコシをすべて入れ塩少々で下味をつける。
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②で出てきた余分な水分を捨て、水、ザクロのしずく、レモン汁を加え冷蔵庫で冷やす。器に注ぎ、食べる前にオリーブオイルをかけお好みに応じて塩コショウで味を整える。
ここがポイント!
※辛いのがお好みの方は唐辛子を入れてもよい。
※野菜はお好みのものをお好みの量でO.K.。
※野菜から水分がでるので、ザクロのしずくは濃い目に水で割る。
夏バテ予防
昨年は11月まで続いた真夏日。三ヶ月予報によれば今年も暑さがきびしいそうです。
梅雨によって体の中に余分な湿気がたまっている7月は特に体の中を冷やし過ぎないことが大切です。
体が冷えると体温を元に戻すためにエネルギーが必要。
結果として胃腸の働きが弱り、食欲が低下し、栄養不足で疲れがとれず夏バテにつながります。
梅雨明けして連日の酷暑が始まったときを大事に過ごすことが、長い夏を健やかに過ごす秘訣です。
夏の養生は2つの状況を考えることがポイント。
①屋外で過ごしたりし、体の中に熱がこもっている場合。
②冷房の効いた室内で長く過ごし、体の中に冷えがたまっている場合。
自分の体はどちらの状態なのか?体の声に耳を傾けることが大切です。
体に熱がこもっている場合
トマト、キュウリ、ナス、レタス、冬瓜、ゴーヤ、セロリ、ズッキーニ、大根、レンコン、豆腐、たこ、かに、スイカ、メロン、バナナ、緑茶、ウーロン茶などは、体の中を冷やす働きがあります。
体に冷えがたまっている場合
一日中冷房の効いた室内で冷たい飲み物や食べ物ばかり摂っている上、夜はシャワーだけの方。おなかを触って冷たい方は体の中に冷えがたまっています。
夏が旬だけれども、かぼちゃ、桃、あんず、らっきょう、あじなどは、体を温める働きがあります。
その他、玉ネギ、ネギ、ショウガ、ニンニク、鶏肉、いわし、さば、さけ、まぐろ、えび、くるみ、シナモン、ジャスミン茶、そしてザクロなども体を温める働きがあるのでおすすめです。
まだ十分に体が酷暑に慣れていない7月。
自分は今どちらの状態か?体に寄りそい、夏バテしないよう注意しながら過ごしましょう。
今月のアレンジレシピはザクロの産地トルコ風の食べるザクロスープ。
連日の酷暑にピッタリの冷製。ミントの香りがさわやかです。
夏野菜は体を冷やす働きのあるものが多いですが、玉ネギ、くるみ、ニンニクそしてザクロは体を温める働きがあるので安心。
くるみがコクを出してくれます。ぜひお試しください。