アレンジレシピ
RECIPE

季節の養生レシピ | 五十嵐和恵先生 |

〈 赤パプリカのザクロディップ 〉

赤パプリカのペースト(2人分)

〈材料〉
☆赤パプリカ…大2コ
☆くるみ…100g
☆オリーブオイル…50ml
☆レモン汁…大さじ2
☆ザクロのしずく…大さじ1
☆トマトペースト…大さじ1/2
☆塩…小さじ1/2

  1. 赤パプリカをオーブン200度で約20分(もしくは魚焼きグリル)皮が真っ黒に焦げて実がやわらかくなるまで、トングなどを使いまわしながら焼く。冷めたら薄皮をむいてヘタと種を取り除く。
  2. ①を焼いている間に、くるみをフライパンで焦げないように炒る。
  3. ①、オリーブオイル、レモン汁、ザクロのしずく、トマトペースト、塩をフードプロセッサーでなめらかになるまで攪拌する。
  4. ③にくるみを加え、くるみの食感が残るように攪拌する。味見をし、塩(分量外)で調える。器に盛ったら出来上がり。
ここがポイント!
ここではくるみとパプリカパウダーをかけ、クラッカーを添えました。 ※トマトペーストはうまみの凝縮した調味料。 スープやパスタなどに少し入れるだけで、料理がグンとおいしくなります。
5月の養生 ~暑さに負けない体づくり~

夏☆55日~86

2024年5月5日は立夏。今年も暑い季節のスタートです。例年梅雨明けすると連日の猛暑。
梅雨入りまでの初夏、食べ方や過ごし方を意識し、夏バテや熱中症にならないための体をつくることが大切です。

 

暑さに負けない体づくり

近年一年中日傘や帽子で紫外線対策をしている方を目にします。日焼けが気になるからと常に紫外線を遮っていると、強い日差しに慣れることができず、夏バテや熱中症を起こしやすくなります。
梅雨になると日照時間が減るので、5月は熱中症に気を付けながら紫外線を浴びて、少しずつ暑さに体を慣らしてゆくことが必要です。

また、汗腺のトレーニングも大切。汗をかくとベタベタして気持ちよくないですが、私たちが汗をかくのは、体温を下げるための体温調節機能。
加齢や運動不足、体の冷やしすぎなどで汗腺が弱くなると、発汗機能や体温調節機能が弱まってしまいます。
25℃以上になったらうっすら汗ばむことが大事。体を動かしたり、湯船を利用したりして「汗をかいて体温調節できる体」をつくっておきましょう

 

夏は赤い食い物を

東洋医学の考え方では、夏は赤い食べ物が養生になります。正にザクロは赤!その他、トマト、赤パプリカ、スイカ、ニンジン、ミョウガ、赤身肉、レバー、海老、梅干し、くこの実、なつめ、小豆、赤米など。
ギラギラと照りつける太陽の下で元気に過ごせるよう、赤い食べ物をしっかり補いましょう。

昨年は5月から11月まで真夏日が続きました。今年はどうなることでしょう?くり返しになりますが、暑さに負けないためには5月の過ごし方と食べ方が大切
毎年夏バテする方は十分に養生してお過ごしください。

 

今月のレシピは、赤パプリカを使ったディップをご紹介いたします。野菜スティックやクラッカー、パンにつけたり、お肉、お魚、パスタに添えたり、何にでも合わせやすいです。お好みでにんにくや唐辛子、クミンパウダーなどを入れても。赤パプリカとトマトとザクロ。赤いエネルギーが凝縮したおいしさをぜひお楽しみください。

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