季節の養生レシピ |
五十嵐和恵先生 |
〈
ラムチョップのザクロ赤ワインソース 〉
☆ラムチョップ…4本
☆ハーブソルト…小さじ1
☆こしょう…適量
☆にんにく…適量
☆ローズマリー…適量
☆オリーブオイル…大さじ1
[ソース]
★ザクロのしずく…大さじ3
★赤ワイン…大さじ2
★しょうゆ…小さじ1/2
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ラムチョップにハーブソルトとこしょうで下味をつけ、にんにく・ローズマリーと一緒に袋に入れて一時間ほど寝かせる。
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フライパンにオリーブオイルを入れて、常温に戻した①を両面こんがり色づくまで中火で焼く。
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肉に火が通ったらお皿にとり出し、肉汁の残るフライパンにソースの材料を入れ煮詰める。
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とろみがついたら完成。お皿のラムチョップにかけてできあがり。
ここがポイント!
ここでは、野菜とローズマリーを飾りました。
2月の養生 ~ 暦に合わせた暮らし ~
二十四節気
二十四節気とは、太陽の動きを元に一年を約15日間ずつ24等分した暦のことです。
「冬至・春分・夏至・秋分」とそれらの中間点にあたる「立春・立夏・立秋・立冬」。その他の名称は「穀雨」「霜降」「小寒」など、その時の特徴的な現象を表しています。
古代中国の黄河流域の気候に基づいているため、日本の気候とは若干のズレが。また、年によって日にちが数日変わることもあります。
七十二候
七十二候とは、二十四節気をさらに約5日ごとに分けたもの。
季節に応じた動植物や天候などの変化の様子を表現していて、季節の移ろいをより細やかに知ることができます。
こちらも古代中国が発祥ですが、表現は日本の気候風土に合わせて改訂されたもの。
二月は「東風解凍(こちこおりをとく)」「黄鶯晛脘(うぐいすなく)」「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」などがあります。
暦に合わせた暮らし
この二十四節「気」と七十二「候」からできた言葉が「気候」。
私は二十四節気と七十二候という暦に合わせた暮らしをするようになり、季節をより楽しめるように。
また、以前のように季節の変わり目に体調を崩すこともなくなり、健康管理が上手になりました。
過ごし方や食べ方を暦に合わせることで、自然と心身が整っていった。そんな気がします。
2024年2月4日は二十四節気の立春。暦の上で一年の始まりです。
立春の前日が、季「節」の「分」かれ目=節分。
豆をまいて季節の変わり目に入りやすい邪気を払い、新しい一年の福を呼び込みます。
どんなことが起きてもゆるがない健やかな心と体を一日一日丁寧に育んでゆきましょう。
春と言っても、現実は寒さ厳しいとき。
今回は体を温める働きが強く、低脂肪・高タンパクのラム肉を使った料理をご紹介いたします。
12月号でお伝えしたように日照時間の少ない時季は骨付き肉がおすすめ。
簡単だけれども見栄えがし、まるでお店の味のよう。ぜひお試しください。