季節の養生レシピ |
五十嵐和恵先生 |
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穀物のサラダ(トルコ料理:クスル) 〉
●穀物のサラダ(トルコ料理:クスル)(4人分)
☆ブルグル(細挽き)…1カップ
(炊いた玄米や押し麦、もち麦など、他の雑穀でも)
☆トマト…1コ
☆キュウリ…1本
☆レタス…2枚
☆玉ねぎ…1/2コ
☆イタリアンパセリ…4本
☆小ネギ…4本
☆ザクロのしずく…大さじ3
☆レモン汁…大さじ2
☆トマトペースト…大さじ2
☆オリーブオイル…大さじ2
☆塩…小さじ1
☆クミン(お好みで)…適量
☆熱湯…2カップ
☆ミント…適量
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玉ねぎ、イタリアンパセリ、小ネギはみじん切りに、トマト、キュウリは小さめに、レタスは細切りに切る。
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耐熱容器に入れたブルグルに熱湯を注ぎ、蓋をして約10分蒸らす。
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オリーブオイルで玉ねぎを炒め、透き通ってきたらトマトペーストを入れてなじませる。全体がなじんだら冷ましておく。
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②のブルグルが柔らかくなったら、③と塩、お好みでクミンを入れてよく混ぜ、味を調整する。
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トマト、キュウリ、レタス、イタリアンパセリ、小ネギも入れて混ぜる。
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最後にザクロのしずくとレモン汁を加える。器に盛り付け、ミントを飾ったら完成。
ここがポイント!
※そのまま食べるほか、レタスに包んで食べたり、メイン料理の付け合わせにしたり。お好みの野菜を入れてアレンジもお楽しみください。
※トマトペーストはうまみの凝縮した調味料。スープやパスタなどに少し入れるだけで、料理がグンとおいしくなります。
5月の養生 ~初夏の養生~
夏☆5月5日~8月9日
2023年5月5日は立夏。
この期間は梅雨入り前までの初夏・梅雨・梅雨明け後の盛夏に分かれます。
今回は初夏の養生をお伝えします。
夏バテ対策
紫外線量がピークになる5月。
日焼けが気になるからと日中の外出を控えていると、梅雨明けし酷暑になったとき夏バテしやすく。
紫外線対策をしながら、強い日差しに少しずつ体を慣らすことが大切です。
初夏のうちに太陽パワーを充電し、気力と体力を蓄えることが夏バテの予防につながります。
五月病対策
新年度になり環境や生活リズムが変わった方が、連休明けにやる気がでない、
食欲がない、眠れないなど心身の不調を感じるのが「五月病」。
様々な変化によるストレスが原因とされています。
体調が悪い時こそ大切なのが日々の食事。
忙しいからと加工食品ばかり食べていると、不調をより長引かせることに。
私たちが口にしているものは、体だけでなく心の持ちようも作ります。
私はうつ病になった経験から、食の積み重ねがいかに大切なのかを学びました。
まずは、その季節を生きるエネルギーにあふれる野菜を食べること。
5月はアスパラガス、クレソン、グリーンピース、空豆、セロリなど。
梅雨になると湿度の高さや日照時間の減少で、心身ともに重さやだるさを感じがち。
5月のうちに食養生で体調を整えておきましょう。
今月のレシピは、フランス料理、中華料理と共に世界三大料理の一つトルコ料理の定番メニューをご紹介いたします。
ザクロの産地である中近東では料理にザクロソースを使うのが一般的。
今回は全粒小麦を湯通しし乾燥させて挽いたブルグルのサラダ「クスル」。
ブルグルは血糖値が上がりにくく、高タンパクでビタミン・ミネラル・食物繊維も豊富。
お湯につけてもどすだけで食べることができます。
ブルグルの代わりに、炊いた玄米や押し麦、もち麦など、他の雑穀でも。