季節の養生レシピ |
五十嵐和恵先生 |
〈
ザクロしょうが焼き丼 〉
●ザクロしょうが焼き丼(1人分)
〈材料〉
☆ごはん…180g
☆豚肉…100g
☆春キャベツ…適量
☆おろししょうが…小さじ1
☆ザクロのしずく…大さじ2
☆赤ワイン…大さじ1
☆酒…大さじ1
☆塩こしょう…適量
☆油…適量
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春キャベツは千切りにしておく。豚肉は適当な大きさに切り、酒と塩こしょうでしっかり下味をつけておく。
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ボウルにザクロのしずく、赤ワイン、おろししょうがを入れ混ぜる。
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フライパンに油を入れて豚肉を中火で炒める。
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豚肉に火が通ったら②を入れ煮からめる。味が馴染んだら火を止める。
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ごはんの上に①の春キャベツをのせる。その上に④の豚肉を盛り付ける。ここでは梅酢につけ型抜きした大根と菜の花を飾りました。

ここがポイント!
※豚肉にしっかり下味をつけておくのがおいしさのポイント。
4月の養生 ~春の養生~
春はデトックスの季節
本格的な春になりました。
冬は寒さによる冷えから循環が悪くなり、いろいろな老廃物が体に蓄積。
エネルギーが上昇する春は、それらが花粉症・アレルギー・頭痛・めまい・目の充血などの症状として頭部に表れがち。
春は老廃物を排出することが大切です。
春の野菜や山菜(ふきのとう、せり、うど、たらの芽、菜の花、よもぎなど)が持つ苦味にはデトックスを促進する働きがあります。
体が冷えていると代謝が悪くなり老廃物を排出しにくく。
暖かくなったとはいえ体を冷やさないことも大切です。
春は青(緑)&甘味の食材を
東洋医学の考え方によると、春は青(緑)色の食材と甘味がある食材が大切です。
甘味とは砂糖の甘さではなく、食材そのものがもつ自然な甘さ。
甘味のある食材は、春に弱まりがちな消化吸収の働きを助けてくれます。
春キャベツ、えんどう豆、空豆、スナップエンドウ、さやえんどう、アスパラガス、セロリなど
旬のものはまさに青(緑)色で自然な甘味。
積極的にとりたい食材です。
春はのびのびと
4月はまだまだ寒暖差が。
体が対応しようとすると交感神経が優位になります。
また新年度や新学期など、なにかと環境の変化も。
変化によるストレスで自律神経が乱れがちです。
この状態が長引くと「五月病」にもつながります。ストレスをため込まないようにすることが大切です。
春になると植物は芽吹きすくすくと成長。
動物は活動的になります。
人も新陳代謝が活発に。
春はストレッチや散歩などを楽しみながら、心身ともにのびのびと過ごしましょう。
体を温める働きも自然な甘味もあるザクロのしずくは、まさに今ピッタリ!
今月のメニューは先月同様、ザクロと同じく長寿遺伝子によいポリフェノールを含む赤ワインも使ったしょうが焼きをご紹介いたします。旬の春キャベツとともに、ぜひお試しください。
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