季節の養生レシピ |
五十嵐和恵先生 |
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豚こま切れ肉で簡単☆酢豚風炒め物 〉
●豚こま切れ肉で簡単☆酢豚風炒め物(2人分)
☆豚こま切れ肉 約150g
☆きゅうり 1/2本
☆赤・黄ピーマン 各1/2コ
☆たまねぎ 1/4コ
☆人参 1/4本
A☆酒・醤油 各大さじ1
A☆おろししょうが 小さじ1
A☆片栗粉 大さじ1
B☆ケチャップ 大さじ3
B☆ザクロのしずく 大さじ2
B☆酒 大さじ1
☆塩・こしょう 適量
☆ごま油 大さじ1
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豚肉にAをまぶす。きゅうりは種をとって乱切り、赤・黄ピーマンは乱切り、たまねぎはくし形切り、人参は小さめの乱切りにする。
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フライパンにごま油を入れ、一口大にまとめた豚肉を炒める。
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豚肉に火が通ってきたら余分な油をペーパータオルで拭き、たまねぎ、人参を加える。たまねぎが透き通ってきたら、赤・黄ピーマンを加え、最後にきゅうりを加え炒める。
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全体に火が通ったら、混ぜたBを加える。とろみが付いて全体にからまっ
たら、塩・こしょうで味を整えて完成。

ここがポイント!
きゅうりは炒めたとき水っぽくならないよう種を取る。きゅうりのシャキシャキ感を残すために、フライパンに最後に入れるのがポイント。
8月の養生 ~夏の疲れ対策~
立秋
8月7日は立秋。でも現実は、暑さ真っ盛り。まだまだ残暑が続きます。8月は暑さによる疲れがたまる時期。本格的な秋に備え、夏の疲れをとる養生を始めましょう。
体の熱を冷ます働きのある食材
夏の疲れをとるためには、まずは暑さによって体にこもった熱を冷ます必要があります。ZAKUROYA Café Vol.124でもご紹介させていただきましたが、体の熱を冷ます働きのある食材は、トマト、キュウリ、ナス、レタス、冬瓜、ゴーヤ、セロリ、ズッキーニ、チンゲンサイ、豆腐、緑豆、たこ、かに、しじみ、スイカ、メロン、バナナ、牛乳、緑茶、ウーロン茶、コーヒーなど。
気を補う働きのある食材
それと同時に「気」を補うことも必要です。東洋医学で大切にしている目には見えない「気」。
「気」とは生きるためのエネルギーのようなもの。
元気・気持ち・気分・気合い・根気、など、たくさんの言葉にも「気」は使われています。
夏の高い気温と湿度、そして強い紫外線は体にダメージを与えます。
私たちは知らず知らずのうちにこの「気」を消耗しているのです。「気」を補う働きのある食材は、とうもろこし、かぼちゃ、じゃがいも、枝豆、人参、山芋、鶏肉、豚肉、あじ、かつお、たこ、うなぎ、大豆、米、大麦、ひえ、桃、ブルーベリーなど。
夏風邪に注意
例年9月まで猛暑が続きます。冷房の効いた部屋で冷たいものを摂りたくなりますが、体に冷えがたまると、疲労感や倦怠感、食欲不振、下痢、頭痛、めまい、動悸、肩こり、腰痛、手足の冷えなど、不調を起こします。
不調によって免疫力が低下すると夏風邪もひきやすく。
8月から夏の疲れをとる養生を始めると、乾燥した空気になる季節の変わり目を健やかに過ごすことができます。
今回は体の熱を冷ます働きのあるきゅうりと疲労回復に効果的なビタミンB1が豊富で気を補う働きのある豚肉を使った、酢豚風の炒め物をご紹介いたします。
ご家庭にあるお野菜も加え彩り豊かにお楽しみください。
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