妊活レシピ |
岡田明子先生 |
〈
タイのカルパッチョザクロジュレかけ 〉
【材料】2人分
・タイのお刺身・・・2人分
<ドレッシング>
・酢・・・小さじ4
・亜麻仁油・・・大さじ2
・玉ねぎみじん切り(水にさらして水気を切ったもの)・・・20g
・塩、こしょう・・・各少々
<ザクロジュレ>
・ザクロのしずく・・・20cc
・水・・・50cc
・ゼラチン・・・2g
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ドレッシングの材料をよく混ぜ合わせる
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水にゼラチンを入れて混ぜ、電子レンジで30秒かけたものにザクロのしずくを入れ、よく混ぜ合わせる。荒熱が取れたら冷蔵庫に入れ冷やし、固まったらジュレ状にする。
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お皿に、タイのお刺身を並べドレッシングを全体にかけ、ジュレを全体に飾る。
ここがポイント!
今回は旬のタイのお刺身を使用しましたが、アジやサンマなど青魚にすればより多くのオメガ3が摂取できます。良質な油を摂り入れて妊娠につなげていきましょう!
良質な油で妊活!
■妊活と油の関係
油というと太るなど健康によくないイメージがありますが、妊活にとって油は重要な役目をします。油にも種類があり、控えて欲しい悪い油と摂って欲しい良い油があるのです。
油はホルモンや細胞の材料になります。そのためにも「良質な油」を摂ることが、妊娠するためにも、また妊娠後の赤ちゃんにも必要になります。
■悪い油と良い油とは
<悪い油>
トランス脂肪酸という油をご存知でしょうか?この油は、いわば人工的に作られた油で、油がいたまないように、固形か半固形の安定した状態に加工する際に化学変化によって生じる副産物です。あまり見かけない言葉ですが、実はマーガリンやサクサクとしたクッキーやスナック菓子に使われているショートニングにも含まれています。また、とても安いので外食の揚げ油にも使われていることが多いのです。油を多く摂るアメリカでは禁止されている油なので、妊娠や健康のためにも控えていきましょう。
<良い油>
妊活中に積極的に摂り入れて欲しい油は「オメガ3系脂肪酸」です。
オメガ3系脂肪酸は、体内で合成することができない必須脂肪酸なので食事で摂り入れる必要があります。
しかし、現在の日本人の食生活においてオメガ3系脂肪酸の摂取が不足しているのが現状です。
オメガ3脂系脂肪酸は、さんまやサバなどの青魚、亜麻仁油、えごま油などに多く含まれています。
■オメガ3系脂肪酸の摂り入れ方
オメガ3系脂肪酸は、熱に弱いので生の状態で摂り入れましょう。
魚はお刺身やカルパッチョなどで摂るのがおすすめです。亜麻仁油やえごま油は、ドレッシングにしたりそのまま納豆や汁物にかけて食べても美味しいですよ!また亜麻仁油やえごま油の保存は、光が入らない暗所で保存し、早めに使いきるのがポイントです。