簡単妊活レシピ |
長有里子先生 |
〈
さば缶でキムチチゲスープ 〉
■材料(2人分)
さば缶(水煮) 1缶
キムチ 90g
厚揚げ 1/2枚
長ねぎ 1/2本
ニラ 1/4束
水 300ml
ザクロのしずく 小さじ2
コチュジャン 大さじ1
ごま油 少々
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厚揚げは食べやすい大きさ、長ねぎはななめ薄切り、ニラは3㎝幅に切る。
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鍋に水を入れ、さば(缶汁ごと)、キムチ、1の材料を入れ、コチュジャンを溶き、沸かす。
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ひと煮立したら、仕上げにごま油をまわしかけ、器に盛る。
※味をみて薄ければ、コチュジャンを少し足してください。
ここがポイント!
通常チゲスープには厚揚げではなく豆腐を使いますが、厚揚げは豆腐より約3倍のカルシウムと鉄分を含むので、厚揚げを使っています。
温活、妊活、腸活にキムチ
冷えと妊活には深い関係があります。
女性ホルモンは、血行が悪いとスムーズに分泌されないのです。
女性ホルモンは卵巣から出ます。
でも脳から出る、あるホルモンが血流にのって「女性ホルモン出なさい!」と、卵巣に指令を出さないと分泌されません。
脳から卵巣まで、距離はかなりのもの。長い道のりです。
冷えで血巡りが悪い状態だと、なかなか卵巣にまで到着することができません…。
これが女性ホルモン乱れの原因のひとつになります。
妊活をされている方は、とにかく体を冷やさないことが大切!
私が主宰する妊活講座に来て下さる方は、9割が冷えの自覚をもたれています。
「どうすればいいですか?」とよく質問を受けますが、そのときは「とりあえず、生姜、にんにく、ネギ、唐辛子を意識してお料理に使ってね」と言っています。
どの食材も体温め効果が期待できるのでオススメですが、ただ一点、唐辛子は使い方にポイントがあります。
暑い国では、辛い物を食べて汗をかくことで、からだを冷やそうとしますよね。
唐辛子はからだ温め効果はあるのですが、たくさんとりすぎて汗をかいてしまうと、逆にからだを冷やしてしまいます。
そこで食べ方としては、「ピリ辛」が温めのコツになります。
唐辛子は、キムチや豆板醤、ラー油などにも使われていますので、私は気軽にちょこっとかけたり添えたりするのが習慣になています。
とくにキムチは我が家の常備食材。
なぜなら、発酵食品なので温活だけでなく、腸活にも適しているから。
そして食卓に「赤」が加わるというのも、私には欠かせない理由です。
献立の彩りは、赤や緑があると華やかできれいに見えますが、赤色はトマトやにんじん、赤パプリカなどけっこう選択肢が限られます。
その点、赤い色のキムチは包丁も使わず、少しだけ小皿に盛る、または納豆に添えるだけでとりあえず一品になりますし、彩りアップに貢献してくれます。
温活、妊活、腸活、見た目キレイも期待できるなんて、キムチって優秀だと思いませんか?