アレンジレシピ
RECIPE

季節の養生レシピ | 五十嵐和恵先生 |

〈 れんこんのザクロマリネ 〉

〈材料〉(2人分)
☆れんこん...100g
☆マリネ液
・ザクロのしずく...大さじ2
・はちみつ...小さじ1
・オリーブ油...大さじ1
☆塩...適量
☆オリーブ油...適量

  1. れんこんは7~8mm幅の輪切りにする。
  2. フライパンにオリーブ油を入れてれんこんを並べ、軽く塩をふり中火にかけて焼く。れんこんは動かさず、じっくり焼いて水分を飛ばし、うま味を凝縮させる。表面が透き通って軽く焼き色がついてきたら返す。
  3. 保存容器にマリネ液を入れておく。
  4. 炒めたれんこんが熱いうちに③に入れからめ、約3時間おく。
    味がなじんだら出来上がり。
ここがポイント!
※れんこんの食感を楽しむため、厚めに切りました。固いものをしっかり噛み唾液の分泌を促すことは、健康効果につながります。 ※冷蔵庫で一晩置くと味がよりなじみます。
3月の養生 ~花粉症対策~

春☆2月4日~5月4日
3月はまだまだ肌寒い日が続きますが、2月4日が立春でした。
旧暦では立春が一年のはじまり。本格的に新たな一年がスタートしています。初回のレシピを何にしようかな?と考えたとき「れんこん」が浮かびました。

れんこん
おせち料理にも使われるれんこんは、複数の穴があいていて見通せることか
ら「将来の見通しが良い」という縁起物。また、種が多いことから多産を象徴し「子孫繁栄」も表します。そして、蓮の花が「最も極楽浄土にふさわしい花」と言われていることから「神聖な植物」とも考えられています。
まだまだ先の見えない世の中。でも、明るい希望の光を信じたい!と、秋冬が旬ではありますが、縁起物のれんこんを選びました。

花粉症対策
春のお悩みと言えば花粉症。今や日本人の4人に1人だそう。
れんこんに含まれるタンニンにはアレルギー物質を抑える作用が、粘り成分には粘膜の炎症を抑える作用があると言われています。東洋医学には「形の似たものが、その臓器を治す」という考え方が。れんこんは蓮の地下茎。れんこんの穴は、酸素の少ない泥の中で育つための通気管。
正に、私たちの呼吸器と同じです。れんこんは、呼吸器トラブルに効果的。くしゃみ・鼻水・鼻づまりなど花粉症の症状にも有効と考えられます。

今回はれんこんを使った「ザクロマリネ」をご紹介します。ザクロのしずくを使ったマリネ液、辛味がお好きな方はマスタードを入れてもおいしいです。はちみつは、酵素が生きている非加熱はちみつがおすすめ。れんこん以外のお野菜やきのこ類などでも、ぜひザクロマリネをお楽しみください。

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